たくさんのご支援ありがとうございました♡

「子どもたちの居場所をもっともっと松山に増やしたい」という想いで初のクラウドファンディングにチャレンジしました(^^)/

おかげさまで、126人の方から1,388,335円のご支援をいただきました!

2022年度から松山市内で、子どもが歩いて行ける距離にある子どもの居場所(遊び場)を必ず実現していきます!

不登校の子どもたちの多くはフリースクールまでたどり着くことなく家で過ごしています。ゲームや動画を見て遊んでいると思う人もいるかもしれんせんが、みんなどこかに居場所を求めています。自分のことをわかってくれる人を探しています。ホッとできる場所を探しているのです。

もしも、子どもの歩ける距離にプレーパークがあって、信頼できるお兄ちゃんやお姉ちゃん、おじさんやおばさんがいたならば、そうした子どもたちの相談にのれるかもしれない。一緒にゲームを楽しむ仲間に出会えるかもしれない。笑い会える時間を過ごせるかもしれない。

「君は君でいいんだよ」

「みんな違ってみんな良い」

そう感じることのできる子どもの居場所を作りたい。

どうか2020年、子どもの居場所づくりへの協力をよろしくお願いします。

フリースクールたんぽぽの綿毛の代表の山本(よっしー)です。

NPO法人みんなダイスキ松山冒険遊び場としてフリースクールを始めて、2022年3月で3年となります。


子どもたちが元気になっていくことを応援するために日々スタッフ同士話し合いを繰り返しながら、より良い方法を考えて活動プログラムを作ってきました。

また、愛媛県下のフリースクールがネットワークを組み愛媛県フリースクール等連絡協議会を立ちあげ、2021年11月28日(日)には2回目の不登校支援フォーラムを開催することができました。
https://peraichi.com/landing_pages/view/ehimefs-news ・・・このフォーラム活動報告です。

愛媛県教育委員会とも連携が進み、フリースクールたんぽぽの綿毛に通う多くの子どもたちが出席扱いとなっています。

来年も子どもたちの未来を照らす光になるべく活動に邁進していきますのでどうか応援よろしくお願いします。

また、不登校に関する相談は来年も引き続き随時受付しておりますので、お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ

クラウドファンディング途中経過

11/2から開始したクラウドファンディング。ついに支援者さん100人を達成しました!
これだけ多くの方に応援いただいていること、活動を続けるスタッフにとって、とても励みになります。本当にありがとうございます。

フリースクールでは12月から、倉庫の壁に絵を描くプロジェクトが始まりました。
子どもたちもスタッフもわくわく!
1人1人がいきいきと活動できる場所を目指して、これからも頑張りたいと思います。

プレーパークの新設準備も、少しずつですが進んでいます。
大人の事情で中止せざるをえなかった松山総合公園プレーパーク。
別の場所で子どもたちの遊び場を復活させるべく、現在準備に奔走中です。

クラウドファンディングの期限は12/25のクリスマス。残り2週間となりました。
現在金額は目標の4割弱。
子どもの居場所を守り、多様な学びを提供するために、引き続きご協力いただけると幸いです。

▼▼下記リンクよりプロジェクトの詳細ページに飛びます▼▼

子どもの居場所(遊び場)をもっともっと松山に増やしたい! – CAMPFIRE (キャンプファイヤー) (camp-fire.jp)

【参加者募集】不登校支援フォーラム2021in愛媛

不登校支援フォーラム2021 in愛媛を11/28(日)14:00~16:30にzoomにて開催します。

不登校の子どもは年々増え続け、今年は全国で19万人以上となり過去最多となりました。愛媛県でもこうした子どもたちを支援するためフリースクールなどの活動が広がっています。

今回はzoomで全国及び愛媛県における不登校の現状やフリースクールの紹介などをしながら参加者と一緒にこの問題を考えていきたいと思います。

特別ゲストとして愛媛大学病院子どものこころセンター センター長の堀内史枝先生にもご参加いただきます。多くの皆様のご参加お待ちしております。


日時 11/28(日)14:00~16:30
開催方法 オンラインのみで開催(zoom)
参加費 無料
定員  60名
主催  愛媛県フリースクール等連絡協議会


※下記フォームよりお願いします。
https://ws.formzu.net/dist/S25248458/


【プログラム】 
14:00~14:05  全体説明
14:05~14:20  全国及び愛媛県における不登校の現状
         ①不登校支援の歴史
         ②全国及び愛媛県の不登校生の現状
         ③行政支援の内容と動向
14:20~14:40  登録団体の自己紹介
14:40~15:20  質疑応答
15:20~15:50  堀内史枝先生のお話し
         ①思春期外来のこと
         ②子どもたちの様子(不登校の子どもの様子)
         ③対応内容、現状など
15:50~16:10  グループに分かれて感想や質問などを話す時間。
16:10~16:30  グループで話し合われたことを発表、質問に答える、まとめ


【加盟団体】2021.11.14時点

・一般社団法人フリースクール楓
・フリースクール春夏秋冬
・まなびの窓口
・フリースクール太陽と月
・フリースクールエルート(一般社団法人フリースクール愛媛)
・内子フリースクール「クローバー」
・フリースクールたんぽぽの綿毛(NPO法人みんなダイスキ松山冒険遊び場)
・未来育プロジェクト
・フリースクールサンストーン(NPO法人志リレーションLab)
・フリースクールスワーロ

クラウドファンディングのお知らせ

初めてクラウドファンディングにチャレンジします!!
自然豊かな愛媛県松山市に子どもたちが自然体験ができてのびのびと遊べる居場所、多様な子どもたちがゆっくり過ごせる居場所をもっともっと増やしたいと思っています。
どうかご支援よろしくお願いします。

▼▼下記リンクよりプロジェクトの詳細ページに飛びます▼▼

子どもの居場所(遊び場)をもっともっと松山に増やしたい! – CAMPFIRE (キャンプファイヤー) (camp-fire.jp)

不登校の子どもたちを応援する教育機会確保法ができて4年が経ちましたが・・・

平成29年4月4日に文部科学省が通知を出した「義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する基本指針の策定について(教育機会確保法)」をご存知でしょうか?

不登校の子ども達を応援する新しい法律が2017年2月14日に制定されてから、4年が経ちました。不登校の子ども達は、全国で令和元年度18万人以上となり、7年連続で増え続けています。

愛媛県でもコロナ禍の中、不登校になる子どもたちが増えています。愛媛県教育委員会によると令和元年1月時点の愛媛県の不登校生徒数は1352人に対し、令和2年1月時点の不登校生徒数は1617人となり、265人増えています。(不登校生の人数は月3分の1以上欠席したものの内、学校が不登校と判断したものの数です。)

この法律についてどれぐらいの人が知っているのか?学校の先生は理解しているのか?

今回はこの法律のことを少し説明させてください。

基本指針に書かれていること・・・

この基本理念を踏まえ,不登校児童生徒等に対する教育機会の確保等,夜間その他特別な時間において授業を行う学校における就学の機会の提供等,教育機会の確保等に関する施策を行うことが必要である。
まず,全ての児童生徒にとって,魅力あるより良い学校づくりを目指すとともに,いじめ,暴力行為,体罰等を許さないなど安心して教育を受けられる学校づくりを推進することが重要である。
不登校は,取り巻く環境によっては,どの児童生徒にも起こり得るものとして捉え,不登校というだけで問題行動であると受け取られないよう配慮し,児童生徒の最善の利益を最優先に支援を行うことが重要である。
不登校児童生徒が行う多様な学習活動の実情を踏まえ,個々の不登校児童生徒の状況に応じた必要な支援が行われることが求められるが,支援に際しては,登校という結果のみを目標にするのではなく,児童生徒が自らの進路を主体的に捉えて,社会的に自立することを目指す必要がある。なお,これらの支援は,不登校児童生徒の意思を十分に尊重しつつ行うこととし,当該児童生徒や保護者を追い詰めることのないよう配慮しなければならない。

この法律ができる前は、支援は基本は「学校復帰」が前提でした。でもこの法律ではその文言はすべて消されています。

それから「不登校というだけで問題行動としない。」「登校という結果のみを目標にしない。」そして「社会的に自立することを目指す必要がある。」と明記されました。

学校へ行かないことで苦しんできた子どもたちがこれまでも多くいました。良い学校、良い大学へ行くことが幸せな未来に繋がると信じて学校で真面目に勉強したにもかかわらず、大人になってから病んでいる人も増えています。

どんな時代が来ても強く生き抜く力を養い、広い視野で物事を考えることのできる人間力を育てていくこと。それは学校という枠を超えたところで子どもを育む必要がこれからはあるのだと思います。

第12条 学校以外の場における学習活動の状況等の継続的な把握

国及び地方公共団体は,不登校児童生徒が学校以外の場において行う学習活動の状況,不登校児童生徒の心身の状況その他の不登校児童生徒の状況を継続的に把握するために必要な措置を講ずるものとする。

つまり学校や教育委員会は不登校児童生徒がフリースクールなどの学校以外の場において行う活動について把握をしていく必要があるので、連携は必須であるとも捉えられますが、愛媛の場合はまだまだフリースクールの方から話を持っていかないと連携してもらえないのが現状です。

現在、愛媛県のフリースクール等が連携を組み、「愛媛県フリースクール等連絡協議会」を立ち上げ、フォーラムの開催や、松山市の小学校と中学校に不登校支援についての冊子を配布させていただいています。

今後も学校や教育委員会とも連携しながら苦しむ子どもを一人でも減らすために継続的に活動を進めていきたいと思います。

第13条 学校以外の場における学習活動等を行う不登校児童生徒に対する支援

国及び地方公共団体は,不登校児童生徒が学校以外の場において行う多様で適切な学習活動の重要性に鑑み,個々の不登校児童生徒の休養の必要性を踏まえ,当該不登校児童生徒の状況に応じた学習活動が行われることとなるよう,当該不登校児童生徒及びその保護者(学校教育法第十六条に規定する保護者をいう。)に対する必要な情報の提供,助言その他の支援を行うために必要な措置を講ずるものとする。

この文章の大事なところは「個々の不登校児童生徒の休養の必要性」です。

学校へ頑張って頑張って行っていて、糸が切れたように行けなくなる子はとにかく休養が必要です。まわりの大人は気づけなかったかもしれないですが、とにかく疲れています。勉強なんか考えられないし、未来に一筋も希望が見いだせなくなっています。言葉では親に心配かけまいと平気なふりをする子もいます。休養の時間は子どもによって様々です。半年の子もいれば3年かかる子もいます。でもしっかり休養ができれば必ずもう一度前に進もうとします。

それを信じて待つことは簡単そうで大変なことです。どうしても子どもの将来の為と思い、塾に行かせたり、進学校に無理やり行かせたりしてしまう保護者が多いと感じてきました。

本人が決めて行くのであれば問題はありません。しかし子どもの将来に不安な保護者ほど本人に決めさせていると言いつつ、本人にその意思がないまま、習い事などに通いどんどん元気をなくしていくケースを見てきました。

法律で「休養の必要性」を明記したことは画期的なことです。これは全国のフリースクールなどを運営する人たちの切なる願いが言葉となりました。今まで苦しんできたたくさんの子どもたちを見てきた支援者たちが、これ以上同じ苦しみを味わう子どもを増やしたくないという想いが込められているのだと思います。

フリースペースたまりば理事長の西野博之さんのオンライン講演会のお知らせ

特定非営利活動法人子どもの居場所づくり・相模原のオンライン講演会のご案内です。

1回目の緊急事態宣言時、幼稚園、小中高大学が休校となり、全国の冒険遊び場も開園し続けたところは極少数だったであろう中、開園し続けた川崎市子ども夢パーク。

その川崎市子ども夢パーク所長でNPO法人フリースペースたまりば理事長の西野博之さんを講師に迎えての講演会です。

コロナ禍によってICT化が進み実体験の少ないまま大きくなっていく子どもたち。どんな状況であっても子どもがSOSを出せる環境を地域の中につくること。不安な社会状況の中、大人として子どもたちとどう向き合い守っていけるのか。

みんなで考えていきませんか!

「生きているだけですごいんだ~子どもに関わるすべての大人たちへ~」

○日時 2021年2月13日(土)14時~16時(終了予定)

○参加方法 

①オンライン配信(Zoomウェビナーにて配信)      

②後日録画配信(当日ご都合が付かない方向け)

○参加費 500円

*会場での講演会を実施予定でしたが、緊急事態宣言による施設の利用規制があり、オンライン配信のみとなりました。

↓お申し込みはこちらから↓

https://passmarket.yahoo.co.jp/…/detail/012nmy11cvm4k.html

年始の挨拶

あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

フリースクールを始めてもうすぐ2年になります。まだまだ勉強不足のところも多いですが、今年も子どもたちが元気を取りもどし、未来に希望を見つけて自分の足で歩きだすまで気長に応援していきます。

保護者の皆様のご理解と、子どもたちを応援したいと思ってくださっている方々の応援があるので私たちは活動ができています。

今年も1歩1歩ですが、スタッフと話し合いを繰り返しながら前に進んでいきたいと思っておりますのでどうかご支援よろしくお願いいたします。

わが子を信じて腹をくくろう、あなたの子どもは大丈夫です(不登校新聞2020.12.15より)

昨年の12月に松山市にも講演に来ていただいた、川崎市子ども夢パークの所長で、長年不登校の子どもたちを支援してきた西野博之さんの講演の内容を転記します。

※この内容は不登校新聞2020.12.15分を転記しています。

 2020年10月11日、愛知県豊田市にて「フリースペースたまりば」理事長・西野博之さんの講演が行われた(主催・不登校を考える豊田の会まちあいしつ)。講演では昨今の社会状況をふり返りながら、親はどうやって子どもを支えていけばよいかがテーマとなった。抄録を掲載する。

*   *   *

 こんにちは、西野です。今日は、みなさんに「大丈夫」を手にいれてほしいと思っています。「いやいや大丈夫じゃないです。子どもが不登校になって、この先が心配でたまりません」という声も、もちろんあるでしょう。でも、今日の話を聞いて、「大丈夫だ」という気持ちになっていただけたら、うれしいです。

 まずみなさんと共有したいのは、この社会はここ数十年のあいだにどんな変化があったのか、ということです。あれは1980年代だったでしょうか。中学生が学校でタバコを吸いながら校舎を歩いていました。窓ガラスを割りまくっていました。校庭をバイクで走りまわっていました。そんな時代がありました。今では中学生も高校生もすっかりおとなしくなりました。先生を殴らない。窓ガラスなんか割らない。だけど、自分より弱い生徒に暴力を向ける。そんな社会になっています。

 いじめの数は、文部科学省にまで届いただけでも年間約61万件です。先生が気づかないいじめなんていくらでもありますから、これは氷山の一角です。そして61万件のいじめのうち、約48万件は、小学校で起きているんです。しかも重大事態の発生件数は約720件。命にかかわるようないじめが、年間720件も起きている、ということです。

 小中学生のなかでいじめが一番多いのは何年生かわかりますか? 正解は、小学校2年生。いじめが驚くほど低年齢化しています。小さなころから、子どもたちはストレスをためている。社会のありようや、目に見える子どもたちのありようは変わっても、子どもが抱えている生きづらさは変わっていない。むしろ強まっているように見えます。

 では、なんで子どもたちは苦しんでいるのか。苦しんでいる子どもたちの特徴のひとつに「自己肯定感の低さ」があります。令和元年版の「子供・若者白書」では「自分自身に満足をしているか」という質問に対して、堂々と「満足している」と答えられた日本人は10%しかいません。

 「子どもの自信を奪っているのは、いったいなんなんだ」。これが私のライフテーマでした。ずっと考え続けて、10年前にひとつの仮説を立てました。それは、子どもの自信を奪っているのは、「大人たちの不安」なんじゃないか、ということです。「私の子育てはこのままでいいの? 正しい親って評価を受けられるの?」。大人はそれが心配なんです。そして他人から「正しい親」と言ってもらうために、子どもの評価を親の評価と結びつけて考えてしまう。「お宅の子は〇〇高校へ行ったの? そして〇〇大学まで進学したの? やっぱり親の育て方がよかったのね」と言われたいんです。

子どもたちの生きにくさが

 今、早期教育が全盛です。習い事をとにかくたくさんやらせる。手遅れにならないように、やらないよりやらせたほうがいい、と。先日、保育園の運動会に呼ばれたんですが、驚きました。年長さんの障害物競走では、子どもたちが鉄棒で逆上がりしてから前に走っていくんです。保育園で逆上がりですよ。小学校の課題が、どんどん保育園に降りてきている。もう子どもたちの生きにくさはピークに達しているんじゃないかと思います。

 大人たちは不安なんです。そして子育ての完璧さ、正しさを求めすぎているんです。それも、子どもに対して求めている。だから子どもたちは弱音が吐けない。つらい感情を外に出せない。そして子どもたちはそのストレスを別の子にぶつける。そうやっていじめが再生産されていくんです。

 さて、現在の社会状況を踏まえて、私たちが行なっている取り組みを紹介しようと思います。私たち「認定NPO法人フリースペースたまりば」は2003年から神奈川県川崎市の子ども夢パーク内にある「フリースペースえん」の運営をしています。

 「子ども夢パーク」のなかには、このほかにプレーパーク、交流スペース、屋根つきスポーツエリア、楽器の練習につかえる防音スタジオなどがあります。朝9時から夜9時まで毎日開いていて、無料で利用できます。2006年からはこの夢パーク全体の指定管理者として、管理運営を任されていて、私が所長をしています。今では毎年およそ9万人が利用しています。

 夢パークの特徴は、子どもの「やってみたい」を最大限尊重する、ということです。大人が勝手に決めた「やらなきゃいけないこと」ではなく、子ども自身のなかから生まれてくる「やってみたいこと」を尊重するんです。水遊びしたい、泥遊びしたい、たき火したい、全部できます。子どもにとって「遊ぶ」というのは、生きることそのもの。息をするように、食事を取るように、遊ぶことを通して心と身体の栄養を取っています。

 それから、ただ何もせずごろごろしていたい、これももちろんできます。夢パークをつくるときのワークショップで一番多かった子どもの声は、「昼寝できる場所をつくってくれ」でした。それぐらい子どもたちは疲れていたんですね。

 遊びを通じて、私たちが提供したいのは「安心して失敗できる環境」です。「失敗したらダメだよ、ケガしたらたいへんだよ」という大人の不安が子どもの可能性を奪っていきます。「失敗するな、完璧にやれ」と求められるなかで、子どもたちはどんどん縮こまってしまいます。近年、生きづらさを抱えている若者たちに出会うと「0か100かタイプ」の子が増えていることに私は気づきました。100%できないと自分が許せない。100%できないなら0と同じ。80、90の自分は許せないんですね。テストでも、90点確実に取れると思っても、たった1問解けなかったら、答案を全部消してしまうんです。苦しいだろうな、と思います。

 本当は「できる力」も大事ですが「できない」ということを受けいれられる力も大事なんですね。「なんとかなるさ」と思える力。失敗するかもしれないけれど、そのあとまたカバーできる、と思える力。そういう力は、遊びのなかで育ちます。

 遊びのなかで子どもは失敗します。木から落ちて骨折しちゃった。しょうがないじゃん。俺がやりたかったんだもん。「ケガと弁当自分持ち」。自分で責任を取るから、あんたのせいだって言わないから禁止にしないでね、という子どもの声を聴いてつくってきました。

将来ではなく今を大切に

 大人に求められているのは、子どもを信じて、腹をくくれるかどうかです。学校へ行かないと将来困るかもしれない、ちゃんと就職できないかもしれない、他人とうまく関われないかもしれない。これって大人の不安です。将来のことを考えて、子どもの今を見ていない。みなさんに言いたいです。問題は起きてから悩みませんか。子どもは今持っている力で今を生きるしかないんです。明日、手に入る力で今を生きることはできません。今がなくなったら未来なんて生きられない。今が大事なんです。今子どもが何を求めているか、好奇心が向いているのは何か、それを察知し、任せてみませんか。子どもの力を信じて、子どもが自ら伸びていこうとすることの邪魔をしない。このことを私たちがしっかりと肝に銘じることです。

 あなたのお子さんは大丈夫です。そうあなたが思ってあげてください。そして「大丈夫」という眼差しに包まれたら、子どもは自然と自分の頭で考えて動き始めます。子どもが「大丈夫」を手にいれる前に、大人たちが自分たちの不安を押しつけて子どもをつぶしていく、そんなことはもうやめて、「大丈夫」を手にいれさせてあげてください。

 苦しんでいる子どもたちが全身全霊で訴えているのはたったひとつのことです。「学校へ行けない私はだめですか? 生きている価値はないですか?」。そしてこの訴えに応える言葉はとてもシンプルなものだと思います。「生まれてくれてありがとう。あなたがいてくれて、私は幸せだよ」。このメッセージを親が伝えられたら、子どもはちゃんと自分の人生を生きていけます。(了/編集・茂手木涼岳、協力・鬼頭信)

西野さんの活動紹介

◆川崎市子ども夢パーク
所在地 川崎市高津区下作延5-30-1
利用料 無料
お休み 毎月第3火曜日・年末年始
問合せ 044-811-2001

◆フリースペースえん
川崎市子ども夢パーク内にある、学校や家庭に居場所を見いだせない子ども・若者のための居場所。
利用料 無料
お休み 土・日・祝日
問合せ  044-850-2055
※利用には登録が必要です。