今日は月に1度の哲学講座。
大学の哲学の先生に来ていただいて一緒に哲学のお話をしました。
今日のテーマは『ひとりごと』。
まずは“嬉しい”って感情を、嬉しいという言葉を使わずに紙に表現してみます。
みんな自分が嬉しいと思うことをしているところの絵や嬉しいときの心の中をイメージした絵を描いたり、ほかの言葉で表したりしていました。
「“嬉しい”を表してるって、ぱっと見てわかるよね。誰も“悲しい”を表してるとは思わないよね。」「気持ちってどんな手段でも、それを表した時点で自分だけのものではなくなるんだよね。」
例えば、自分だけが抱えている気持ち、誰にも伝えないで、誰にも理解してもらえないでいる考え、『ひとりごと』があったとしても、それは自分だけのものではないのだそうです。
その感情や考えがあるということはそれを表す手段があるということ。言葉や絵や音楽があるということで、その手段は自分が生きている環境や他者との関係から生まれているもの。
例えば日本語は日本に生きているから、日本人として人と関わっているから身につけたもので、日本語を話す私たちは、他の国の言語を話す人とは違う考え方や感情をもっていて…
なんで英語を勉強するのかとか、少数民族が話す言葉や思考体系のお話とか、大きく広く、たくさん考えました。今日のお話も難しいけどおもしろい。大人たちも含めて参加したみんなでウンウン考えたこと、こんなお話が今日あったこと、覚えていてほしいと思います。
自由参加の哲学講座のほかはいつもどおり、パンづくりやお菓子づくりや、それぞれ好きなことをして過ごしました。
きのうに引き続き見学に来てくれた小学1年生の女の子も、元気いっぱい、初めて会うスタッフともすぐに仲良くなれました。
自分のやりたいことをやりたいように、自由にのびのびと過ごしています。
(みっきー)




