2021.4.14綿毛日記

今日は午前中、大学などで哲学の先生をされている方に来ていただいてお話会。
「哲学ってなんですか?」と5年生の女の子。たしかに、小学生には聞き慣れない言葉です。

哲学って、例えば算数みたいに正しい答えがひとつしかないんじゃなくて、道徳みたいに理想的な結論に辿り着くんじゃなくて、「正しいかどうかは誰にも分からないけど自分が自分の答えに丸をあげられるように考えていくこと」だと教えていただきました。(合ってるかな…?)
コロナ禍の外国の話、誰に人工呼吸器を使うか?とか、「差別はだめ」って言うけど好き嫌いはあるよね、自分にとって特別な存在ってあるよね、とか。
誰も答えを知らないことは、それぞれのもっている哲学を基準にしていくしかありません。

今日は今のメンバーでの第1回として、自己紹介も兼ねて「好きなこと、嫌いなこと」について話し合いました。
普段の会話だけでは知らなかった内面に一歩踏み込んだお話が聞けて、すごく面白かったです。次回からも楽しみです。

お昼ごはんの買い出しの帰り道、パイナップル入りのピザの話からおかずに入ってるフルーツの話になって、「許せない人もそれがいいって言う人もいるんだよ、今朝の哲学でも言ってたけど正解ってないんだよ」と早速今朝の話が出てきて感心。
思慮深く、広い視野を持てる人は素敵です。

お昼ごはんをつくっていると午前学校に行ってきた男の子が制服でやってきました。「疲れた〜」と言いながらも元気そうで安心です。
荷物を置くなり畑に行って作物の手入れをしてくれていました。油虫がいっぱいついていたとのこと。
苺の実がなっていて、収穫の時期が近づいてきました。楽しみ。

そのあと男の子はスタッフの1人と畑や山で苺やさくらんぼをチェック、女の子たちは大学生スタッフの弾くギターに合わせて歌ったりお絵描きをしたり。
今日もそれぞれがそれぞれのペースとやり方で、いろんな気づきや学びを得ています。

(みっきー)